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【青森/津軽】<この人このまち>多彩なこけし魅力発信

time 2017/03/27

【青森/津軽】<この人このまち>多彩なこけし魅力発信




 東北地方の伝統工芸品のこけし。かわいい顔、きつい目など、多彩な作品があり、近年は若い女性にも人気だ。黒石市にある「津軽こけし館」の山田拓郎部長(33)は、こけしの世界の案内人として、ブログでの紹介やイベントの企画を通し、魅力を発信する。(青森総局・横川琴実)

◎津軽こけし館部長 山田拓郎さん

-津軽こけし館に勤めるきっかけは。
「実家が市内の商店街にあり、シャッターが閉まる店が増えるのを見るうちに、地元でまちおこしや観光に関わる仕事をしたいと思うようになり、津軽伝承工芸館、津軽こけし館などを運営する会社に入りました」
「市がふるさと創生1億円事業で製作し、こけし館の名物だった『純金こけし』『純銀こけし』が2007年に市に引き取られると、こけし館の入館者が3分の1に減少。『若い力で変えてほしい』と当時の社長に言われ、伝承工芸館からこけし館に移りました」

-工夫を凝らしたイベントを開催しています。
「来館者を増やすため、まずは土産品や中古こけしの販売を始めました。当初は反対もありましたが、次第に理解を得られるようになりました」
「工人の制作するクリスマス仕様のこけしや、若手作家の作るこけし関連雑貨の展示販売会を行っています。4000点のこけしから、何点かのこけしを探してもらうゲーム『こけし探偵』も好評です」

-こけしブームもあり、ブログ「こけし絵日記」も人気ですね。
「約7年前、当時のスタッフが開設しました。こけしの写真にせりふを付けた漫画のような日記です。ブログを見た人から『写真のこけしを手に入れたい』という声があり、インターネットで販売を始めました。多くの作品を全国のファンに届けられるようになりました」

-東日本大震災後にチャリティー活動もしています。
「11年に黒石市の姉妹都市・宮古市の花を描いたこけしを売り、収益を宮古の漁協に寄付しました。その後は、被災した制作者たちへの応援の意味も込めて、全国の工人に制作を依頼したミニこけしの販売会などを続けています」

-こけしのどんなところに興味を引かれましたか。
「実家には300点以上のこけしがありましたが、特に好きというわけではありませんでした。工人の方々と触れ合ううちに、作品の特長が分かるようになり、面白い世界だということに気付きました」
「こけしを知らない人にも関心を持ってもらえるよう、館内だけでなく、全国各地でイベントを開催していきたいです

参照:河北新報

 




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