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【青森/弘前】ねぷた絵師3代 継ぐ技、心/「津軽八仙會」 弘前で作品展

time 2017/03/10

【青森/弘前】ねぷた絵師3代 継ぐ技、心/「津軽八仙會」 弘前で作品展




青森県弘前市のねぷた絵師・八嶋龍仙さんの門下でつくる「津軽八仙會(はっせんかい)」が10日から12日まで、弘前市の百石町展示館で作品展を開く。八嶋さんの師匠で近代弘前ねぷたの祖・石沢龍峡画伯(1903~80年)と、八嶋さんの作品も展示され、師弟3代にわたる伝統とねぷたにかける心意気の継承がみてとれる貴重な機会となる。石沢画伯の作品にはこれまで一般の目に触れることが少なかったものもあり、ファンの関心を集めそうだ。
石沢画伯は、工藤甲人らも学んだ京都の名門川端画学校で修業し、日本画家として活躍。豪快な筆の流れから「行書体」と称され、「楷書体」の竹森節堂と並び、ねぷた絵を芸術の域まで高めたことで知られる。社会福祉にも心を寄せ、その志は現在も八嶋さんら絵師の団体「世生龍会(せきりゅうかい)」のチャリティー色紙展などに受け継がれている。津軽錦絵作家協会の初代会長、1975年県褒賞受賞。
八嶋さんは今回、石沢画伯の親類から譲り受け大切に保管している14枚のふすま絵など、師の遺墨の数々を展示する。仙人の姿などを描いたもので、ねぷた絵とはひと味違った日本画の筆致で表現されている。
八嶋さんは「師匠からは常に『伝統を途切れさせないでほしい』と言われてきた。その思いをここまでつなげてこられて本当によかった」と作品展の開催を喜ぶ。
平川市の「世界一の扇ねぷた」を手掛けたことでも知られる、津軽八仙會会長で青森山田高校教諭の西谷昇仙さん(同市)は「先師からもたらされた技と心を正しく継承したいという思いで一門取り組んでいる。龍峡先生の回顧と報恩、昨年古希を迎えた龍仙師匠への祝福と感謝の気持ちを表したい」と張り切っている。
午前9時半から午後6時までで入場無料。東日本大震災から6年となる11日は、午後2時からねぷたばやしの奉納演奏を予定している。問い合わせは西谷さん(電話0172-57-2519)へ。

参照:東奥日報社




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