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【青森/函館】海越え交流半世紀

time 2017/06/29

【青森/函館】海越え交流半世紀




 テニス愛好者同士で親交を深めるために毎年、互いの都市を訪問して対抗戦を行っている青森県弘前市の弘前テニスクラブ(櫛引利貞会長)と北海道函館市の函館テニス協会(藤田宏会長)の交流が、今年、50年目の節目を迎えた。両団体から参加した約50人が、6月中旬、函館市の千代台庭球場で毎年恒例の対抗戦を行い、50年の歴史に思いをはせながらプレーを楽しんだ。

両クラブの交流は1968年、テニスの全国大会で出会った代表選手同士が技術研さんを目的に始めたとされる。
函館テニス協会が対抗戦などを行う千代台庭球場は、幕府に北方警備を命じられた弘前藩が建てた陣屋(出張所)があった場所に造られたという。櫛引会長は「まったくの偶然だが、弘前市と函館市のつながりを物語る縁を感じる」と話す。
移動手段は青函連絡船から津軽海峡線、北海道新幹線と変わったが、年1回の再会と、互いに鍛錬ぶりを披露する対抗戦、夜の懇親会を楽しみにして交流を続けた。50年の歴史の中で、交流を縁にして結ばれたカップルが2組誕生したという。
今回の対抗戦には、弘前市から15人が参加。櫛引会長らより一世代上の、交流開始当時のメンバーも顔をそろえ、昔話に花を咲かせたり、昔と今のプレースタイルの違いを語り合うなどした。
「行政から補助金が出るわけでもない民間団体の交流がここまで続く例は、なかなかない」と櫛引会長は語る。さらに「今後55年、60年、70年…と、世代が替わっても脈々と続いてほしい。若い世代の参加者を増やしていきたい」と意欲を示した。

東奥日報社




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