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【青森/八戸】浅田選手、震災後八戸で慈善ショー

time 2017/04/12

【青森/八戸】浅田選手、震災後八戸で慈善ショー




 現役引退を表明したフィギュアスケート女子の浅田真央選手(26)は、東日本大震災の発生から約4カ月後の2011年7月、青森県八戸市で行われた慈善アイスショーに出演し、青森県や岩手県の被災者たちを励ました。関係者からは被災地への温かい支援への感謝や、長年にわたる競技人生をねぎらう声が聞かれた。
浅田選手は当時、同市新井田の新井田インドアリンク(現テクノルアイスパーク八戸)で、招待された被災者ら約1300人を前に震災からの復興を願ってつくったプログラム「ジュピター」を披露した。
同リンクを管理・運営しているエスプロモの坂頂昭治社長は当時、被災地各地に足を運び、アイスショーへの招待客を募って回った。「浅田選手らの演技を見た被災者たちは元気づけられ、震災のことをひとときでも忘れられたようだった。(八戸に来てくれて)今でも感謝という言葉しかない」と坂頂社長。引退表明に「まずはお疲れさまと言いたい。ゆっくり休んで次のことを考えてほしい」とねぎらった。
同リンクの坂本久直館長は「日本スケート界の華がいなくなってしまうのはとても残念」と話した。
震災による被害が大きかった同市市川町の多賀小児童も招待を受け、ショーを鑑賞した。同小の石井利正教諭は「テレビで見たことのある人を間近にして子どもたちはすごいと喜んだ。さまざまな人に支援の手を差し伸べていただく中で子どもたちは前向きになっていった」と振り返った。
「GOLDフィギュアスケートクラブ」主宰で、同市を中心に青森県内で選手を指導している小笠原雅子さんは「世界の舞台で長い間頑張った。現役を卒業したら、次のステージでも大きく飛躍して」とエールを送った。
浅田選手の滑りは「全日本選手権などで健闘している姿を何度も見てきた」という。昨年12月の全日本選手権(大阪府)も会場で浅田選手を見たといい「常ににこやかに気取らず振る舞っていた姿が印象的だった」と言う。「競技の枠を超え、人々の記憶に残るアスリート」と浅田選手を評した小笠原さん。
「自分が今できることに精いっぱい取り組んできた。そういう姿勢を、青森県の選手たちに学んでほしい」と話した。

東奥日報社




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