下北かさまい速報

りんごはないけどサルはいる

【青森/おいらせ】いちょう学園、87年の歴史に幕

time 2017/03/18

【青森/おいらせ】いちょう学園、87年の歴史に幕




青森県おいらせ町の保育園で最も長い87年の歴史がある「いちょう学園」(同町上明堂、法運寺敷地内)が、園舎の老朽化と園児減少のため今月末で閉園する。12日、最後の卒園式と閉園式が行われ、参列者が思い出の園舎に別れを告げた。

同園は町唯一の仏教系保育園。1930(昭和5)年、法運寺の簗田(やなだ)真教(しんきょう)住職(当時)が寺の近くに私立保育園として設立した。41年、現在地に園舎を新築移転。2001年から社会福祉法人慈光会(理事長・簗田大義(はるよし)住職)が運営している。87年間で約1550人の卒園生が巣立った。

式典では最後の卒園生となった工藤陽向(ひなた)ちゃん(6)が卒園証書、在籍園児10人が保育証書を受け取った。最後に園児全員で「ありがとうさようなら」を歌い、友達や園舎、先生とお別れした。岩舘久子園長は「ののさま(仏様)の『明るく、正しく、仲良く』の教えをどうか忘れないで」と園児たちの成長を願っていた。

参列者たちは、築76年の木造園舎を見ながら思い出にふけった。陽向ちゃんの母・志穂さん(27)も同園の卒園生で、「私にとっても懐かしい園舎。閉園は寂しい」と語った。1946(昭和21)年卒園の村山渡洋彦(とよひこ)さん(77)は「戦時中のおっかない記憶を思い出す。空襲のサイレンが鳴ると園舎近くの防空壕(ごう)に駆け込んだ。でも住職さんからためになる話もたくさん聞いた」と振り返っていた。

園舎は今後取り壊される予定。在籍園児は全員、転出先の保育園が決まっているという。

参照:Web東奥




down

コメントする