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【青森】ホタル保全の子らに光/青森・細越地区、閉校乗り越え環境大臣賞

time 2017/03/17

【青森】ホタル保全の子らに光/青森・細越地区、閉校乗り越え環境大臣賞




 青森市細越でホタルの保護に取り組む「細越ホタルの里の会」(澤谷一男会長)の環境保全活動「泉川小自然体験し隊“森や田んぼがあるからホタルがいる”」が、環境省の本年度の「こどもホタレンジャー」表彰で、最高賞の環境大臣賞を受けた。同会はかつて、地元の旧栄山小学校の児童たちと両輪となり活動を続けてきたが、同小は学区が隣接する泉川小学校と統合する形で2011年度末に閉校、地域の児童による取り組みも途絶えていた。泉川小の児童たちの手で本年度復活したばかりの活動が、全国的にも高い評価を受けたことで、関係者は喜びに沸いている。
環境省は毎年、ホタルなど水辺にすむ生き物の観察などを通じ水環境保全活動に尽力している子どもたちの取り組みを表彰。本年度は全国の38団体から環境大臣賞1団体、水環境保全賞2団体、審査員特別賞2団体を選んだ。
細越地区での児童参加の活動は12年度以降途絶え、同会の活動も一時停滞。15年秋、同小が同会メンバーを3学年のホタルに関する学習の講師として招いたのがきっかけとなり、再び地域の児童たちが参加する機運が高まった。同会は15年度末、同小でホタレンジャーを募集。本年度から活動が始まった。
メンバーは、ホタルの学習を終えた4年生の13人。月1回ほどのペースで、ゲンジボタルの幼虫を放流したり、チョウ類の調査や田植え、稲刈りなどを通じてホタルが生息する環境について学んだ。
佐藤悠哉君は「(受賞は)うれしい。自分たちが環境保全に役立っていると感じることができたし、自然が保たれているから生き物がすめるのだと学べた」、室谷夏帆さんは「活動を通じてホタルを初めて見て、きれいだと思った。農作業の大変さも分かった。この自然をずっと大切にしていかなければならない」と力を込めた。
同会にとっても受賞の喜びはひとしおだ。顧問の佐藤鐵雄さん(69)は「(1993年の設立以来)長く活動を続けてこられたのは小学校と子どもたちの力があったからこそ。栄山小閉校でいったんは(児童と一緒の活動を)諦めていたが、泉川小とPTAのおかげで復活できた」と感謝し「生育環境保全に取り組む未来の担い手育成にもつながるし、受賞は今後のエネルギーになる」と目尻を下げた。
同校の作間和博校長は「細越のホタルについて深く学ぶ機会を得るとともに、郷土の自然や文化の素晴らしさにも触れる良い機会となっている」と語った。
メンバーのうち11人は18日、東京都で表彰式に臨み、1年間の活動内容を発表する。

参照:東奥日報社




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